年代別ノウハウ | 2021年6月1日

山形の20代が転職を成功させるためのポイント!「3年経ったら転職」は本当?

この記事を書いた人

コンサルタント

大阪 太祐

東京の大手不動産でリテール営業を経験。30歳を節目に故郷の東北へUターンし、地元の転職支援会社へ入社。主に20~30代の若い人材のキャリアカウンセリングや、転職活動サポートを担当している。趣味はライブ鑑賞とスノーボード。

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入社してすぐの新人研修で転職を考える人も少なくありません。
「聞いていた話と違った」「新人研修も十分になく現場に放り出されてしまって仕事で悩んでいる」という20代の若者も多いようです。

世間一般では「3年経ったら転職」という風潮がありますが、入社してすぐの転職は正解とは言い切れません。
では、20代の転職でベストなタイミングはいつなのでしょうか?

今回は、20代で転職を考えている人のために、年齢・状況別の転職を成功させるポイントについてご紹介します。

1.「3年経ったら転職」って本当?

20代の転職では、「3年経ったら転職」や「とりあえず3年」という言葉をよく耳にします。
どちらも「3年」を1つの区切りとしていますが、何か理由はあるのでしょうか。

「3年」の由来はことわざ?

「3年経ったら転職」や「とりあえず3年」という言葉に含まれる「3年」は、ことわざの「石の上にも3年」から来ているといわれています。

ちなみに「石の上にも3年」は、どんなに不満があっても、3年は我慢して続けなければ本質は見えてこないという意味です。

終身雇用制度をはじめとする、「1つの会社に長く務めることが良い」とされる日本独自の文化も影響しているのかもしれません。

「とりあえず3年」は企業が考えたキャッチコピー

実は、「とりあえず3年」という言葉は、人材紹介会社が出した広告のキャッチコピーから広まったという説が濃厚です。
結婚指輪が「給料の3カ月分」の例が有名ですが、企業戦略の1つとして啓蒙広告を出す企業は少なくありません。

では、実際の20代の転職状況はどうなのでしょうか?

20代の半数以上が転職を経験

エン・ジャパンのユーザーアンケート「退職について(2014年版)」を見ると、20代の63%が1回以上の転職経験があると答えています。
「3年経ったら転職」といいつつも、実際は長らく続く不景気やリストラなどの影響もあり、1つの会社に長く務めることが当たり前だという価値観は崩れてきているのかもしれません。

参考:エン・ジャパン株式会社「退職について」https://mid-tenshoku.com/enquete/report-98/

3年未満で転職すると不利になることも

20代の社会人が3年未満で会社を辞めようとすると、その後の転職活動は不利になるのでしょうか?

3年未満で転職する20代に対する一般的なイメージは、大きく分けて3つあります。

(1)社会人としての基本的なビジネスマナーが付いていない
(2)独り立ちできるほど仕事のスキルが身についていない
(3)忍耐力がなく、すぐに仕事を投げ出しそう

以上の3つは、主に新卒3年未満で転職活動をしている人に当てはまります。
特に新卒の場合、1つの会社に3年以上勤めているかどうかは採用時の判断基準になることがあります。

忍耐が美徳とされる日本では、短期間で仕事を辞める若者の評価は低くなりがち。
では、20代で仕事に悩んでいる若者が転職活動で失敗しないためにはどうしたらいいのでしょうか?

2.20代の転職を成功させるためのポイント

20代の前半なのか後半なのか、新卒何年目なのかで転職の成功率は大きく変わります。
それらによって、転職が有利になるポイントは違うので、チャンスを逃さないようにしっかりと要点を押さえておきましょう。

23~24歳(社会人1、2年目)の転職は難しい

社会人1,2年目は、ビジネスマナーやスキルが十分に身についていない時期です。
さらに、社会人数カ月での転職となると、本人のストレス耐性や社会人としてのコミュニケーション能力の低さを懸念されてしまいます。

この時期の20代の転職は、企業側からすると新卒採用とあまり変わりがなく、中途採用としてのメリットがありません。
このことから、20代で一番転職活動が難しい時期といえるでしょう。

社会人1,2年目でも採用を行っている企業もありますが、いわゆるブラック企業の可能性もあるのでしっかり見極めなければなりません。

25歳前後(第二新卒)の転職のカギは経験とスキル

大卒社会人の25歳前後は、ビジネスマナーやスキルがある程度身についており、まだ会社に染まりきっていないことから、新しい環境にも柔軟に適応できる時期です。

新卒採用では、学歴が採用の判断材料にされますが、25歳前後の第二新卒の転職では経験とスキルが重視されます。

会社でスキルを身に着けて、より有利な転職ができるよう準備しておくことが転職を成功させるためのポイントです。

26~27歳(社会人4~5年目)の転職はキャリアチェンジのチャンス

大卒社会人の26~27歳は、「3年経ったら」を乗り越えていることに加え、ある程度の経験を積んでいると予想されます。
そのため、第二新卒同様、転職に有利な時期といえるでしょう。

また、ある程度仕事の経験を積んでいることから、未経験の職種や業界へキャリアチェンジに挑戦しやすい時期でもあります。

この時期の転職は実績を積極的にアピールして、雇用条件の交渉をすることで待遇をアップできる可能性も。
社会人経験年数に自信を持ち、自分を売り込む転職活動が成功のポイントです。

28~29歳(社会人6年目~)は役職やポジションがカギ

この時期の転職は、20代前半とはうって変わって若さだけをアピールすることは難しく、未経験の職種・業界へのキャリアチェンジはやや難しくなります。

また、社会人6年目以降となると、マネジメント経験や役職、ポジションが重視されます。
これまでの仕事の実績に加えて、組織にどう貢献できるかアピールすることが転職成功のポイントです。

3.20代で最も転職が成功しやすい年齢は何歳?

それぞれの年齢で、転職に有利なポイントがあり、うまく活用すれば転職が成功しやすくなる可能性があります。
では、20代で最も転職が成功しやすいのは何歳なのでしょうか?

未経験に挑戦するなら第二新卒の社会人3~4年目

20代で最も転職が成功しやすいのは第2新卒の社会人3~4年目です。
特に、この年齢は未経験の業界や職種に挑戦するのがおすすめ。未知の世界に、すぐにうまくいかなくても若さでカバーできること、先輩や上司も積極的に教育してくれることが理由にあげられます。

もし、新卒で入社した業界や職種が自分に合わないと感じた人は、第二新卒の時期を狙って転職をすると最も成功しやすいといえるでしょう。

経験を活かした転職なら、20代後半がおすすめ

これまでの経験を活かした転職をしたいという人は、20代後半の転職がおすすめ。
20代前半では、経験が少ないと判断されることもありますが、優れた実績やマネジメント経験があれば好待遇の転職ができるでしょう。

20代女性の転職なら第二新卒の社会人3~4年目

女性に第二新卒での転職をおすすめする理由は、20代後半になると結婚・出産・子育てなどライフプランを考慮した転職活動が必要になってくるからです。

男女雇用機会均等法の制定により、性別による採用の差別は禁止されていますが、結婚や出産などで入社してすぐに退職にならないかを採用の判断材料にしています。

晩婚化が進む現代では、20代前半の女性の転職であれば、すぐに結婚・出産にはならず仕事に集中してくれるだろうと企業側が想像できます。

4.20代の転職には転職エージェントがおすすめ!

20代の社会人になってからの転職には、専門知識を持った転職エージェントの利用がおすすめです。

20代の仕事に悩みを抱える若者が、転職エージェントに登録するメリットを5つご紹介します。

(1)働きながらの転職活動に手間を省ける

社会人は、学生時代と比べて転職活動に使える時間が圧倒的に少ないです。
日々の業務に追われて、転職活動どころではない!という人もいるのではないでしょうか。

そんなとき、転職エージェントに登録することで、求人を探す時間を省けたり、本人に代わって企業に連絡をしてくれたりと、合理的に転職活動を進めることができます。

(2)無料で転職をサポートしてくれる

転職エージェントのサービスは基本的に無料です。
自分に合った求人を探してくれるのはもちろん、履歴書の書き方や面接でのアピールの仕方など、プロならではの的確なアドバイスを無料で受けることができます。

(3)選考に通過しやすくなる

転職エージェントは、企業がどんな人材を求めているのかよく理解をしています。
また、多くの成功・失敗例を見ていることから、成功するための方法を知っています。

書類選考でよく落ちてしまう人や、履歴書・職務経歴書を作成するのが苦手だという人は、転職エージェントに登録してアドバイスをもらうと良いでしょう。

(4)面接で自分をアピールしやすくなる

転職エージェントから、事前に企業の詳しい情報を得られることで、面接で売り込むポイントが分かり、自分をアピールしやすくなります。
中には、企業のホームページやニュースでは知ることのできない情報を転職エージェントが持っていることもあるため、面接で有利になる可能性もあります。

(5)山形の非公開求人を紹介してくれる

転職エージェントは、転職サイトには公開されていない非公開求人や独占求人を多く保有しています。
地元優良企業の求人が多いことに加え、転職エージェントに登録しないと知ることができない求人なので、競争率が低いのが特徴です。

5.山形の20代におすすめの転職エージェント

20代が山形で転職するにあたって、特におすすめな転職エージェントは3つ。

それぞれ、地元企業や大手企業など得意とする分野が違うので、自分の目的に合った転職エージェントを選びましょう。

山形で転職したい方は「ヒューレックス」がおすすめ

ヒューレックスは東北最大級の転職エージェントです。
山形はもちろん、 東北での実績が豊富で非公開求人・独占求人を多数保有しています。

東北6県の金融機関や地元優良企業と信頼関係を築いているので、質の良い求人が多いのが特徴です。

全国転勤を視野に入れている方には「リクルートエージェント」がおすすめ

リクナビエージェントは、業界最大級のリクルートが運営している転職エージェントです。
サイトは5分で会員登録ができ、リクナビ独自のスカウト機能やリクナビ限定求人を多く保有しています。
首都圏を中心に、転職者の約8割が利用しているといわれていますが、その分1つの求人に対する競争率も高いといえます。

幅広い求人から選びたい方には「DODA」がおすすめ

DODAはパーソルキャリアが運営する転職エージェントで、転職者実績や取り扱い求人が豊富なのが特徴。
突出した特徴はありませんが、首都圏と地方求人の割合のバランスが取れている転職エージェントです。

非公開求人はもちろん、業界大手の求人から情報満載でおすすめといえます。

6.まとめ

「3年経ったら転職」という考えも間違いではありませんが、今回紹介した年齢別のチェックポイントをしっかり確認した上で転職を決めるのが無難です。

転職エージェントは、転職で発生するさまざまな「手間」をサポートをしてくれる頼れる存在です。
しかし、自分が就きたい職種と地域をある程度絞ってから利用しなければ時間の無駄になることもあります。
山形で満足できる転職をしたいのであれば、山形に特化した転職エージェントを利用してみましょう。

これさえ読めば失敗しない!
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大阪 太祐

東京の大手不動産でリテール営業を経験。30歳を節目に故郷の東北へUターンし、地元の転職支援会社へ入社。主に20~30代の若い人材のキャリアカウンセリングや、転職活動サポートを担当している。趣味はライブ鑑賞とスノーボード。

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