年代別ノウハウ | 2022年6月1日

40代、ミドル世代が山形で転職を成功させるためのヒケツ

この記事を書いた人

コンサルタント

須賀川 敏哉

大手証券会社、総合人材サービス会社を経て転職支援会社へ。人材業界で17年以上のキャリアを持つプロフェッショナル。幅広い職種・年齢に対応できるのが強みで、東北で数多くの転職成功実績を築いている。趣味はテニス、ドライブ。

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「35歳を過ぎると転職は難しい」というのは過去の話。
終身雇用制が崩れかけている日本では、欧米社会同様、ミドル層の転職は年齢に関わらず珍しいことではなくなりました。
ただ、40代の転職を取り巻く環境や条件は、20~30代とは大きく異なります。

では、山形ではどうでしょうか?

今回は、40代、ミドル世代の方々が山形で転職を成功させるための秘訣、ポイントについて紹介します。

1.40代の力が必要とされている

厚生労働省が8月29日発表した全国における7月の有効求人倍率は、1.52倍。
5カ月連続の上昇で、1974年2月以来、43年5カ月ぶりの高水準となっています。

一方で、景気の回復とともに企業の人材不足は深刻になり、40代やミドル層といったエグゼクティブ人材の力を必要とする企業も増えています。
ミドル層やエグゼクティブ層向けの求人情報サイトも多く見られるようになりました。

2.40代が転職活動を始める前に

企業が40代のミドルに求めるものを理解する

企業が40代の転職希望者に求めているものは、大きく分けて3つあります。

経験とスキル

新卒、第二新卒の社員を一人前のビジネスパーソンに育て上げるためには、企業にとっては多くの時間とコストがかかります。

しかし、ミドル層なら、これまで培ってきた経験とスキルを武器に、明日からでも仕事が任せられます。つまり、即戦力となることが期待されているのです。

マネジメント能力

人材マネジメント能力だけではなく、定常業務やプロジェクトを遂行するための、経験に基づいた高いマネジメント能力を要求されます。

40代のミドル層であれば、管理職として部下の指導や育成経験のある人も少なくないでしょう。

コミュニケーション力と人脈

どんな職場においてもコミュニケーション能力に優れている人は高い評価を受けます。

特に40代ミドルはそのコミュニケーション力を元に、時間をかけて広げた人脈を新しい職場でも活用することが求められます。

業界、職種によって求められる能力は異なりますし、上記すべてを完璧に備えている人はまずいないでしょう。
自分が人より秀でている能力とそれを活かした実績例を示し、同時に就職希望先である企業の業績を上げるために、具体的に何ができるかをアピールすることが大切です。

転職の理由・目的を明確にしておく

転職活動を始める前に、「なぜ転職をするのか」という理由・目的をまずは自分の中で明確にしておきましょう。

これは面接のときに必ず聞かれることなので、面接官を納得させられるような答えを準備しておく必要があります。

キャリア・年収アップのため

仕事の幅を広げたい、自分のスキルをもっと生かせる職場に転職したい、という動機はとてもポジティブです。
ただし、面接の際に、会社への貢献よりも自身のキャリアアップやお金を優先していると思われないように注意しましょう。

在職中の会社が業績不振で、倒産の可能性もある

業績が回復する見込みがない会社に勤め続けるよりは、転職活動をして安定企業への就職を目指した方が賢明です。

採用面接では、安定志向を前面に出すよりは、前の会社で、業績回復のためにどのような努力をしたかをアピールした方が印象がよくなります。

Uターン・Iターン就職を希望

都会を離れて、地方の企業に転職するUターン・Iターン就職の希望者も増えています。
40代の場合は、地元に戻って高齢の親を安心させたい、子どものために自然が多く環境のいい土地で暮らしたいという理由を挙げる人も多いようです。

地方の活性化に貢献したいとアピールすれば好意的に受け止められますが、面接ではその会社を希望している理由、身に付けたスキルや経験を活かして会社のために何ができるかを具体的に説明する必要があります。

ワークライフバランスの見直し

30代の頃に比べ体力に自信がなくなってきた40代は、ワークライフバランスを重視する企業への転職を考えても不思議ではありません。

ただ、それを強調しすぎると、「あまり働きたくないのか」と悪く受け取られてしまうので、面接では、残業時間の確認程度にとどめておくのが無難です。

人間関係のトラブルから逃れたい

実は転職の理由として一番多いのは人間関係のトラブルです。
しかし、それを正直に言うと、「協調性がない、新しい職場でもトラブルを起こしかねない」と思われてしまうので、採用面接で、この理由を持ち出すのはあまりおすすめしません。

給与、労働時間など待遇の希望条件を決めておく

40代は、マイホームのローン、子どもの教育費など家族のための支出も多い時期です。
また、親の介護や定年後のライフプランなども考え始める年代でもあります。

それまでの生活水準を保ち、今後に備えるために必要最低限の年収額を確認しておきましょう。

もちろん、給与額だけではなく、勤務時間や有給休暇日数、住宅手当などの福利厚生も考慮に入れながら、事前に希望条件を決めておけば安心。
回答を準備してあれば、面接で話が出たときもスムーズになります。

3.40代の転職活動のポイント

まずは情報収集を抜かりなく

転職活動を成功させるために、最も大切なのが情報収集です。転職ノウハウや求人情報などを徹底的に調べましょう。

具体的にはこんな方法があります。

就職情報メディア

転職情報サイト、求人情報誌、新聞の求人欄などを利用します。
最近では、ミドル世代に特化した情報サイトもあるので、年齢のミスマッチを避けるためにも活用するといいでしょう。

就職支援の公的機関

離職している人は、ハローワークにも足を運ぶという手もあります。
地方自治体によって、中高年の就職支援機関や窓口を設けているところもあるので、確認してください。

ただし、デメリットもあるので、まずはこちらでチェックしてから利用するかどうかを決めましょう。

転職エージェント

転職エージェントは、就職情報媒体には紹介されていないような企業情報も把握しています。
また、コンサルタントが、相談者の希望にマッチした企業を提案し、相談者の市場価値を客観的に判断してくれるため、転職活動をスムーズに進められます。

メリット・デメリットをしっかりと把握した上で利用するかどうかを決めましょう。

コネクションを利用

ミドル層ならではの人脈を活かして仕事を通じて知り合った人だけではなく、友人・知人・サークル・出身校の卒業生ネットワークなども活用しましょう。

履歴書と職務経歴書は分かりやすく、簡潔に書く

履歴書や職務経歴書といった応募書類では、できるだけ平易で読みやすい文章を意識しましょう。

字の上手い下手ではなく、丁寧に書いているかどうかです。
当然ですが、誤字脱字にも気を付けましょう。

いずれの書類も転職エージェントで添削してもらえば確実です。

履歴書は第一印象を決める

履歴書は形式に従って必要事項を書くものですが、第一印象を大きく左右するとても大事な書類です。誤字脱字には気を付けましょう。

また、ここできちんと担当者の注意を引く自己PRをしないと、足切りの対象になるため内容もしっかり考えましょう。

履歴書の書き方はこちらの記事から


職務経歴書は「自慢」にならないように

職務経歴書は、自由形式であるために情報をたくさん盛り込む人がいますが、経歴は簡潔に書きましょう。

応募条件に合ったスキルや経験があることを強調しながら、自分自慢にならないように自己PRすると効果的です。

職務経歴書の書き方はこちらの記事から

面接はマナーをおさえ、謙虚な態度で

面接で大事なポイントは、身だしなみ・言葉遣い・態度の3つです。
面接官が自分より年下でも、謙虚な態度で挑みましょう。

また、過去の経験や業績をアピールするだけではなく、新しいことに取り組むチャレンジ精神を見せるのもポイントです。

面接の服装やマナーについてはこちらの記事から


4.まとめ

景気が上向いて有効求人倍率が上昇傾向であっても、条件にあった転職先を見つけることは容易ではありません。

特にミドル世代の採用は、今後の経営戦略に大きく関わる可能性があるので、企業側も慎重になる傾向があります。

ただ、50代になると転職は難しくなるので、今がラストチャンスになるかもしれません。
自身の希望を叶えるためにも、粘り強く転職活動を続けましょう。

転職活動について不安がある方は、転職エージェントの利用がおすすめ。
転職エージェントは無料で利用できる上に、さまざまな手間をサポートしてくれる頼れる存在です。

おすすめ転職エージェントはこちらの5社

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須賀川 敏哉

大手証券会社、総合人材サービス会社を経て転職支援会社へ。人材業界で17年以上のキャリアを持つプロフェッショナル。幅広い職種・年齢に対応できるのが強みで、東北で数多くの転職成功実績を築いている。趣味はテニス、ドライブ。

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